君とは分かり合えない・・・未来永劫

触れようかどうか非常に迷った話題.サワンジャネオーラが漂ってます.

国歌斉唱、強制は違憲=「思想、良心の自由」侵害−懲戒禁じ、賠償命令・東京地裁を契機として,式中での国旗,国歌斉唱の強制論争がまた熱くなっているようです.毎年3月位になると良く出ていた話題だったのですが,“心底どうでもいい”という認識だったので,スルーしてました.はてな界隈でもあれだけ盛り上がっている(かつ意見が割れている)のを見たときは驚きました.

さて,スルーしていたため何が問題になっているのかも分からないので,“ドラえも〜ん”ということでWikipedia

当時の文部省の矢野重典・教育助成局長は、8月2日の参議院国旗・国歌特別委員会で、公立学校での日章旗掲揚や君が代斉唱の指導について「教職員が国旗・国歌の指導に矛盾を感じ、思想・良心の自由を理由に指導を拒否することまでは保障されていない。公務員の身分を持つ以上、適切に執行する必要がある」と述べている。

・・・(中略)・・・

1996年頃から、公立学校の教育現場において、当時の文部省の指導で、日章旗(日の丸)の掲揚と同時に、君が代の斉唱が事実上、義務づけられるようになった。しかし、反対派は日本国憲法の思想・良心の自由に反すると主張して社会問題となった。1999年には広島県立世羅高等学校で卒業式当日に、君が代斉唱や日章旗掲揚に反対する公務員である教職員と文部省の通達との板挟みになっていた校長が自殺。これを一つのきっかけとして法制化が進み、『国旗及び国歌に関する法律』が成立した。

しかし法制後も、革新派と保守派との対立は続いており、色々の場面で問題となっている。

http://tinyurl.com/2o4t27

なるほど.せっかくなので,Wikipediaも含めて,賛成・反対双方の意見を色々見ましたが,どちらの言い分もそれなりに理解できるような気がします.

私が怖さを感じたのは,賛成・反対の板ばさみによって発生した(校長の)死が,さらに双方の考えを硬くする方向へ向いてしまったこと.もはや,“見ても見えないし聞いても聞こえない,分かっていることは敵は倒さなければならないことだけだ”というレベルにまで達してしまっているのだなぁ,と感じました.

この問題に関しての(一応の)決着は,最高裁の判決しかないのかな,と思えてきます.裁判長も大変なことですね.