バトンに見るmixierとbloggerの共通点

相変わらずはやっているバトン.今日は,バトンに関連してふと思いついたこと.

mixiの日記で良く聞く言葉,“ネタがない”.この世には,何と富樫病患者が多いことかと嘆かずにはいられない今日この頃ですが,さて,この人達には本当にネタがないのでしょうか.否,多くの人は,他人を楽しませるようなネタを数多く持っています.この類の人達に本当に足りないものは,ネタではなく“お題設定能力”ではないだろうか,と思います.

多くの人は,数え切れないほどの話の種を持っています.しかしながら,それらの多くは,頭の中にぼんやりと存在しているだけであるため,なかなか文章に表すことができません.そのようなときにバトンが役に立ちます.現在は,かなり形が崩れてきて何が何やらというものも数多く見かけますが,当初はあるお題についていくつかの質問に答えるという形が取られていました.バトンによって“お題”という形で道筋が示されることで,頭の中にぼんやりと存在していたものが文章という形になりネタができていきます.

これは,多くのbloggerにとっても同様のことが言えます.こちらの世界でも,日々ネタがないという嘆きの声が聞こえます.富樫病は世界的に流行しているようです.さて,こちらの人々はどうするかと言うと,バトンの代わりにホットエントリなどを眺めてお題を探したりします.最近,熱い話題は何かな,と探しながら自分の頭の中にあるものを少しずつ文章化していく,という訳です.

与えられたお題であっても良い(≒注目される)文章は書けますが,やはり二番煎じ的な雰囲気も出てしまいがちです.そういう意味で,お題設定から出来る人とそうでない人の間には結構厚い壁があるのかなぁ,と思ったりします.