新人研修と言う名の営業ノルマ

昨日,後輩と飲んだときにちょうどこの話題が出ました.そのときに抱いた感想としては,ブックマークのコメントに書いた通り「技術者として雇ったのに営業ノルマを課すのは何だかなぁ」と言うものなのですが,せっかくなのでもう少し.

又聞きレベルなので本当かどうかの確証はないのですが,上記のノルマは 30 件だそうです.個人的には,30 件と言う数は身内を回ってどうこうできるようなレベルではない気がするので,これは「ノルマを達成するためにこんなにも頑張ったけど無理でした!」という言い訳をいかに上手く書くかのスキルを身に着けるための研修なのじゃないのかなぁとか考えたりもしました.あるいは,これは「今年は人を雇えるような余裕はないから,お前ら来るんじゃないぞ!」と言う意思を暗示しているのかもしれません:p

冗談はこれ位にして.

営業ノルマと言うと,子どもの頃に両親から,高度経済成長時代やバブル時代に雇われたのは良いが無茶な営業ノルマを課せられてノイローゼになってしまった人の話を良く聞かされていました.その時は,本当なのかどうか分からなかったので聞き流していたのですが,上記の記事のコメント欄を見る限り,まぁ良くある話なのだろうなぁと言う気がします.

営業ノルマの是非に関しては私は何とも言えません(使い物にならないと言う理由で研修を行っているはずなのに,ある種の高等スキルを必要とする(実現が非常に難しい)ような課題を課すのはどうなのかなぁと言う気はしますが).ただ,入社した人は多くの場合,“何が何でもその会社に行きたい(ここでは楽天)”と言うよりは,何らかの分野の仕事(ここでは,Web 関係の技術的な仕事)をしたいと言う理由でいくつかの企業の中で迷った末,“たまたま”その企業を選んだと言うことの方が多いのでは,と思います.その“たまたま”選んだ企業が,自分にとって著しく精神的に負担のかかるような(もしくは自分に不向きな)課題を課す企業だったことを入社後に初めて知ると言うのはお互いにとって不幸なことだなと感じます.特に,上記の営業ノルマのような公には語られない企業の“嫌な部分”は面接など就職活動時では分からないことも多いのではないかなと思います.

インターネット(と言うよりは blog など)が普及する以前は,そういった企業の“嫌な部分”は知人が実際に体験したとかではない限りは,なかなか知ることが難しい状態でした.しかし,現在は blog や twitter などのミニ blog を通して各人が気軽に情報を流すことができます.もちろん,NDA などの問題もあるので何も考えずにすべての情報を流してしまうのはまずいですが,次に企業を選ぶ人(と企業)がお互いに不幸にならないためにも,こまめにこういった情報は文章と言う形にして伝えていくと良いのではないかな,と思いました.

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