何故mixiは疲れるのか

今更な話題ですが.

このことは単に「友達にも色々いる」ということを言っているのではなく、その友達と付き合っている自分にも色々な面がある、ということを示しています。


・・・(中略)・・・


ところがmixiでは、マイミクのマイミクを辿っていくことができる一方、マイミクは一律にマイミクで、差別化も位置づけもありません。さらに重要なこととして、すべてのマイミクに対し一意な「自分」がいます。


普通であれば相手によって色々な「自分」がいるわけですが、仮にマイミクが多様であったとしても、「自分」は一つしかないのです。


ish:mixi疲れと友達の友達

日記(や日記のレス)にしろ,コミュニティでのやり取りにしろ,mixiでは発言を書き込むことによってコミュニケーションが進みます.ここで重要なのは,書き込むという形でのみによってコミュニケーションが進むため,自分の全ての発言が皆に見える状態になっていることです(ある程度の制限はかけられるが).全ての発言が皆に見えてしまうので,mixiでは人によって微妙に発言を変えるということができません.そのため,mixiユーザは当たり障りのない発言心がけるようになります.その結果,mixiユーザ“一億総良い子ちゃん”と(見えるように)なり,これが“mixiは気持ち悪い”と揶揄される原因ともなります.

さて,本題の何故mixiは疲れるのか.端的に言うと,陰口が言えないからではないかと思います.現実世界では,友人3人のときは仲良くしゃべっているように見えても,いざ2人になると“あいつのさっきのあれはないよなー”などと言う会話を始めたりします.一般的に陰口は良いものと見なされませんが,そういった陰口はガス抜き的な役割も果たします.しかしながら,mixiでは先に述べたように全ての発言がログとして残ってしまうため,そういった陰口を行うことができません.そのため,mixiユーザは常に\(^o^)/mixiオワタな自分を見せ続けならなければなりません.ガス抜きを行うことができないのでフラストレーションは溜まる一方となり,いつか閾値を超えてmixi疲れた病を発症することになります.

そう考えると,mixiでのコミュニケーションの主体が,仮にIM(インスタント・メッセージ)のようにログに残さないことができるようなものであったならば,陰口(≒ガス抜き)を行うことが容易になり,少しはmixi疲れた病患者を減らすことができたのかもしれません.

mixiにももっと黒い要素が必要なのです,きっと(w


追記

マイミクが増えれば増えるほど、書く内容がなくなっていく。話題にしたい事は数あれど、その話をするかしないか、というのは当然相手によりけり。「マイミク」というタグ一つでくくられても、困惑するばかりだ。


カツ紅:そしてボクはmixiに絶望した

上記では,陰口に限定しましたが,どちらかと言うとこちらの方が正しいかもしれません.私自身も陰口というか,m9(^Д^)プギャー!!とかwktkな話題をしたいですが,マイミクが増えるとそうもいかなくなるでしょう.解決策としては,IMの導入かなぁという考えは変わりませんが.

あ、今気付きましたが、ネットゲームの人間関係というのはもしかするとちょっと似ているのですか? やったことないのでわからないのですが・・


ish:mixi疲れと友達の友達

解決策はIMではないか,と思いたった理由の一つです.mixiと良く比較されるネットワークゲーム(多くはMMORPG)ですが,ネトゲではmixiのような対人関係に疲れたという問題はあまり聞きません.それは何故かと考えると,IMでコミュニケーションを取るのでログが残らない,また,ログインしている人によっていろいろと話を分けることができるからかなと.この辺りをうまく融合できればいいのですが.