ウイルスバスター例外設定 for VPN (PPTP)

ちょっとVPNで接続する機会があったのですが,繋がらないという事が起こりました.さらに,pingを投げても反応なし.これは,変だなと思ったら以前に導入したウイルスバスター2007がブロックしていました.そんな訳で,ウイルスバスター2007でVPNPPTP)を使うためのポート設定.PPTPTCPポート1723とGREを使用するそうなので,該当ポートを例外設定で許可します.

  1. ウイルスバスター2007のメイン画面を起動する.
  2. 不正侵入対策/ネットワーク管理タブで,パーソナルファイアウォールの設定ボタンをクリックする.
  3. 現在のプロファイルに該当するプロファイルを選択して編集ボタンをクリックする.
  4. 例外ルール(プロトコル)タブを選択し,追加ボタンをクリックする.
  5. 以下の2つ例外ルールを追加する(それぞれ例外ルールの名前は適当に).
    • 方向:送信,アクセス処理:許可,タイプ:カスタム,ポート:指定のポート(47),タイプ:すべてのIPアドレス
    • 方向:送信,アクセス処理:許可,タイプ:TCP,ポート:指定のポート(1723),タイプ:すべてのIPアドレス
  6. OKボタンを押して変更を適用する.

尚,セキュリティレベルが中低以下の場合は,設定しなくともVPN接続できるようです(Memory Receptacle:ウイルスバスターでのPPTP設定を参照).

仕方ないとは思いつつ,こういう事例に出会うとやはり“あー,ウザいなぁ”と言う気持ちが頭をもたげてきます.“セキュリティ意識が低い”と嘆いている記事をたまに見かけますが,この辺りが原因となってセキュリティソフトの導入を先送る人も多いのだろうな,と思います.セキュリティと利便性はトレードオフで,どちらを優先するかと言うと大抵の人は利便性,と.そのため,一度痛い目を見ないと,積極的に導入しようとは思わないのでしょう.

セキュリティの堅牢さ,という観点だと(有名どころでは)性能にそこまで差は出てこないのではと感じているので,そういった利便性などの観点からいろいろレビューが出回るともう少し良くなるのかな,と思いました.

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