ネガティブ・レコメンデーション

不快なコンテンツを自動的に隠して欲しいと言う要求

「いや、そうじゃねえだろ」と思うものが多くて、見る度に非表示にしているけれども、もうそろそろ限界が来たので、こんなアホみたいなことは技術力によって解決するべきだし、解決して欲しい。そのコメントをしているアホに直接攻撃をする機能が必要だ。

はてブはYouTubeのようにコメントに対するマイナスの評価軸を取り入れるべき - Cheshire Life

上記の記事での要求は、「手動で(自分が)不快に感じるコメントをイチイチ非表示に設定するのが面倒なので、(自分が)不快に感じるであろうコメントをシステムが自動的に非表示にしてほしい」と言うものだろうと思います。これ自体は少なからぬ人が持っている要求だと思いますし、個人的にもそういったシステムはあっても良いのではないかと考えています。

いつもおもうんだが嫌なら見るなって無理。読んでしまったそのときにはじめて嫌ってわかるんだから。どこに嫌なもの転がってるかわからん。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.misao.gr.jp/~koshian/?20071107S1

最近では、しばしば「スルー力を身につけろ」と言う主張が見られますが、いったん不快に感じてしまったものを「なかったこと」にして忘れてしまう事は思ったよりも難しく大きな(心理的な)労力を必要とします。したがって、ユーザからその類の労力を軽減させると言う意味では、その人が「不快に感じるであろう」コンテンツ(ここではコメント)をシステムが事前に隠してしまうのは一つの手段だろうと思います*1

全体には影響を与えず個別にカスタマイズ

上記の記事については、「不快なコンテンツを自動的に非表示にして欲しい」と言う要求に対して、不快に感じたコメント自体を(はてなブックマーク全体から)抹殺してしまうような対策案を提示した事が悪かったのだろうと思います。

たとえ大多数が「アホなコメント」と思うようなものであっても、少数の一部の人にとっては優れたコメントかもしれないし、coconutsfineさんの提案する機能では、一度アホコメンテーターのレッテルを貼られた人のコメントは、優れたコメントを書いてもそれが読まれることがなくなってしまうのがよろしくないと思った。

はてブのマイナス評価軸は要らんなぁ:ekken

コンテンツ(コメント)の良し悪しを評価すると言う行為は主観に依るところが大きいため、その評価が正しいかどうかを判定する事は非常に困難です。自分にとって不快なものは他のみんなにとっても不快と言う訳ではありませんし、仮にあるユーザが自分が不快に感じるコメント(群)がまったくマイナス評価をされないと言う状態が続いた場合、そのユーザの不満の矛先が今度はマイナス評価システム自体へ向けられると言う事態も考えられます。したがって、この類の(個人の快・不快などに関する)問題は全体(はてなブックマーク)でどうこうすると言うよりは、個別にカスタマイズする方向で解決策を模索する方が良いと思います。

では、どうするか。私が最初に思いついたものは、レコメンデーションのような機能でした。例えば、あるユーザのコメントを不快に感じて非表示に設定したときに、「あわせて拒否りたい」のような形で、非表示に設定したユーザと似たようなコメントを残しているユーザをリストアップするとか。ネガティブ・レコメンデーションとでも言うのでしょうか。

しかし、この機能は自分が不快に感じるであろうものをシステムがわざわざ運んで来てしまうと言う問題点を抱えています。システムが知らせさえしなければ見ることもなかったコメントを見ることによって、ユーザが(一時的とは言え)余計な不快感を募らせるシステムはあまり良いとは言えません。

いろいろと考えてみましたが、現状で現実的な提案としては「お気に入りのユーザが非表示に設定しているユーザを自動で非表示にする」と言うものかなぁと思いました。自分と主観(不快と感じるポイント)が近いユーザを探して、そのユーザにコメントを非表示にするかどうかを任せると言うものです。スイーパー(掃除人)を雇うような感覚でしょうか。

*1:もちろん、嫌なもの全てから目を逸らす事が良いとは言えませんが。

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