素人ボウリングの限界

先日,久々に友人とボウリングで遊びました.その際に,自分の1投目で絶望的なほど9本が多くて「寸止め!」とかネタになっていたのですが(w,後で自分のスコアシートを眺めていると5番ピンが残っている場合が非常に多いことが分かりました.もっとも顕著だったのが下のゲームで,後半5フレームのスペアのうち,実に4フレームで5番ピンが残っています(白抜きの○が1投目に倒したピン,黒塗りの●が2投目に倒したピン,白塗りのマルが倒せなかったピン).

ちょっと気になってググってみたところ,やはりストレートボールを投げた際に5番ピンが残りやすいと言うのはボウリングをやっている人達の間では有名な話のようです.


上図のように,ストレートボールがピンのど真ん中から少しずれて当たると,

  1. ボールが1番ピンに当たり,1番ピンを2番ピン側に倒し,ドミノ的に4番・7番ピンを倒す
  2. ボールがピンにはじかれ,3番ピン側(右側)に動く
  3. ボールが3番ピンに当たり,3番ピンを6番ピン側に倒し,ドミノ的に10番ピンを倒す
  4. ボールがピンにはじかれ,左側に動く
  5. ボールが9番ピンに当たり,9番ピンを奥に倒す

といったピンアクションになります.そうすると,5番・8番,の2本のピンのどれか,またはすべてが残る,ということになります.ボールがピンに当たる際に,ど真ん中から少しずれる場合,ずれがわずかであれば,ストライクになることがけっこうあります.しかし,ずれかたが大きくなると,上図のように5番ピンや8番ピンが残る可能性が高くなります.

ほわいとのボウリング講座:ストライク編 〜〜 狙い方

ストレートボールでストライクを狙う場合,ど真ん中からわずかに外れるように(私は左利きなので,ど真ん中からわずかに2番ピン寄りに投げるのが楽か)投げるのがセオリーのようで,難度としては結構高いようです.これまでの経験を考えても,1ゲームに1回あるかどうかでしょうか.それ以外のセオリー(と言うか,こっちが本命)だとフックボールを投げると言うもののようですが,ボウリング場備え付けのボール(ハウスボール)だとこれも結構難しいようです.

そんな訳で,素人がボウリングをやる場合,ストライクを狙って出すことはかなり難しいことになります.1ゲームのうち,どこか途中の1フレームでストライク,それ以外のフレームは1投目9本のスペアをベストシナリオと考えると,素人のスコアの限界は192と言うことになるでしょうか.200以上を目指す場合ダブル(2連続ストライク)が必要になるので,どうしてもある程度の精度でストライクを出す必要が出てきます.ボウリングでは,ここに大きな壁があるようです.

そもそも全フレームでスペアと言うのもかなりしんどいので,実際のアベレージはもっと落ちます(1ミスで-10と言う感じでしょうか).また,集中力を10フレーム持続させると言うのも難しく,上記の私の場合でも(正確には前ゲームの後半から)1〜3フレーム辺りは完全に集中力を失った状態のせいで,散々な感じになっています(私の場合,1,2番ピンの間に投げるのがベストなので,左側のピンが残ってるのは失投か).1ゲームの内,2,3フレームを失投,1フレームをストライク,残りを1投目平均8本でのスペアと言うのを現実的なシナリオと考えると,アベレージとして目指すのは150〜160にするのが良いようです.