Topics and Knowledge の本日分 を見て感じた事.当初は,明日の分も見てから書こうかと思っていたのですが,Steve Jobs 死去 と言うニュースは各界に与えているインパクトの次元が違いすぎて比較対象になり得ないようだったので,取り合えず,今回分だけで.
下記は,昨日の http://b.hatena.ne.jp/entrylist に掲載された記事を 話題と知識 - Life like a clown に従ってスコアを算出し,スコアの高い順に列挙したものです.簡単に言うと「はてブではあまり反響が高くないが Twitter では非常に反響の高い」順になっています.この表を見ると上位 20記事のうち 14記事が iPhone 関連の記事になっています.
Twitter の出現・普及により,「話題の寡占化」が以前よりも加速している事が伺えます.Twitter 出現以前であっても「旬な話題に取り合えず乗っておく」と言う手法は,安定したアクセス数を稼ぐ方法としてそれなりに有効でしたが,Twitter が普及した事によって,この手法で稼ぐ事のできるアクセス数の期待値がかなり上がっている事が予想されます.
Topics and Knowledge において「Twitter/はてブ比」の高い記事を「話題 (Topics)」,低い記事を「知識 (Knowledge)」と呼んでいますが,Twitter で大きな反響を得られるものは時事ネタ等の話題的な性質を強く持つ事が多いです*1.この Twitter の性質もあり,上記の「旬な話題に取り合えず乗っておく」と言う手法が Twitter と非常に相性が良く,今までよりも大きな反響 (≒アクセス数) を得られるようになってきています.しかし,この結果として,ある程度インパクトの強い話題の場合,その話題で埋め尽くされてしまう現象が以前よりも大きくなっています.
実際問題として,よっぽどの話題でない限り,単一の話題が Twitter 上,Web 上を占拠できる期間は長くて数日程度なので大きな問題となるまではいかないでしょうが,騒がれ方としては極端な方向(熱しやすく冷めやすい)に加速しているような気はします.