既定ブラウザが Google Chrome だと Skype が暴走(CPU 使用率 100%)する

追記 この問題は、バージョン 6.13 でのアップデートで修正されたようです。詳細は、Skype の高負荷問題が修正された模様 - Life like a clown を参照下さい。(2014/01/23)

昨日、突然 PC がフリーズしてしまいまして、何事だろうと原因を探っているとどうやら Skype が暴走していたようです(フリーズ自体は、他にも CPU 使用率の高い何かがいたせいなのでしょうが)。

タスクマネージャ (Process Explorer) で確認すると、上図のように Skype の CPU 使用率が 25% 前後となっていました。現在使用している PC は 2 コア 4 スレッド CPU (Core i3 530) なので、1 コア(? 1 スレッド?)分の CPU を Skype が使い切っているようです。

これはどうしたものかな……と Web 上を漁っていると、以下のような投稿がヒットしました。

自分は意外な方法で解決出来ました。
出処:http://community.skype.com/t5/Windows-desktop-client/Getting-extremely-high-CPU-usage/...

手順:
1、IEをデフォルトのブラウザにする
2、スカイプを起動し、CPU使用率が異常に高い現象がなくなっていることを確認
3、以前使っていたブラウザをデフォルトに戻す

…(中略)…

情報ありがとうございます。
解決はしませんでしたが、それが原因のようです!

IE を既定のブラウザに設定した状態だと謎のCPU負荷がかかりません!
しかし、その後別ブラウザ(私の場合 Chrome)に設定しなおすと、
やはり、元通り起動時に謎のCPU負荷がかかるようです。

Skype - Microsoft Community

手順通りに IE を既定ブラウザに変更後、Skype を起動すると確かに CPU 使用率は正常になりました。

この時点で、この記事のタイトルは「Microsoft の陰謀」にしようと思っていたのですが、一応 Firefox を既定ブラウザに設定して確認してみるとこちらも正常な状態でした。したがって、現象としては既定ブラウザが Google Chrome だと問題が発生すると言う表現が正しいようです(SafariOpera 等は試してないから知らない)。

追記 正確には、Skype - Microsoft Community でも指摘されているように *.htm の関連付けを Google Chrome から他のブラウザに変更すれば良いようです。したがって、必ずしも既定ブラウザを変更する必要はありません。(2014/01/15)

この回避策は「Google Chrome 以外のブラウザを既定ブラウザに設定した後に Skype を起動」しないと意味がありません。暴走した Skype が起動している状態で既定のブラウザを Google Chrome 以外に変更しても改善しませんでしたし、逆に、正常状態な Skype が起動した状態で既定ブラウザを Google Chrome に変更しても問題は発生しませんでした。挙動を見ている感じ、Skype が起動時に行っている何らかの処理が無限ループでも起こしているのかなぁと言う印象を受けました。

尚、これと関連しますが、暴走状態の Skypeメニューから終了を選んでもプロセスが終了しませんGUI は表示されなくなる)。以下の画像は、暴走状態の Skype を(GUI 上で)終了させ、既定ブラウザを IE に設定し、再度 Skype を起動した時のタスクマネージャの様子なのですが、暴走状態の Skype のプロセスが残ったままとなっています。

したがって、Skype を再起動した場合、タスクマネージャから問題のプロセスを終了させる必要があります。

ちなみに、私の動作環境は以下のようになります。

Intel Core i3 530
Windows 7 Home Premium (x64)
Google Chrome version 31.0.1650.63 m
Skype version 6.11.0.102

この問題に関してはフォーラムでも指摘されているようなので(Skype - Microsoft Community)、近いうちに修正される事を期待しています。